【表紙写真】
逢坂冬馬著「歌われなかった海賊へ」を読みました
あらすじ
1944年、ナチ体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。
やがて市内に敷設された線路の先で「究極の悪」を目撃した、彼らのとった行動とは?
──本屋大賞受賞第一作。
(出版社より)
感 想
ヴェルナー少年のパルチザン活動になったがきっかけは、父親がナチスを批判するようなジョークを言って日本で言う特高に殺されたこと
ヴェルナーはその特高を殺害するために動く
そのうち、他の少年たちが反ナチスとして一人一人と集まり、エーデルヴァイス海賊団と名乗って活動
故郷の鉄道の開通を町おこしと誤認
実際はユダヤ人を始め反ナチスされる人々を強制収容所、集団殺戮の現場へ運ぶ為の鉄道だった
その収容所を見抜いた少年たちの鉄道破壊活動に携わる
海賊団の人数は10人足らずであったが、米軍の不発弾を利用して破壊に至る
その連合国の侵攻によりナチスドイツは敗れる
少人数であっても、年少であっても立ち向かう勇気、真の国家を作るためには幾ばくかの力添えになったと思いました
感激ものでした
これはフィクションですが似たようなパルチザン活動はドイツであったと思われます
逢坂氏の前作「同士少女よ、敵を撃て」も思わず読んだ本ですごくおもしろかった
今回も良かったが少し地味な印象でした
我が国のように武器に頼らない国家を是非守っていきたいです
お薦め度
★★★★☆
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