月村了衛著「半暮刻」を読みました
あらすじ
児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。
ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。
〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く海斗が声をかける。
「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く社会派小説。
(出版社より)
感想
読みながら気がつきましたが、この小説の始まりは以下の通りです
最近ニュースになっている素人女性をたぶらかして半グレが経営するホストクラブに連れ込み、多額の借金を作らせ風俗営業を強いる悪徳稼業です
ニュースでは「売掛金」という言葉を使っていますが、売掛金のツケはホストに負わせているんでしょう
よりどころの無い女性を騙してこれを生業とする悪行です
ニュースではさわりしか話していませんが、女性を騙すマニュアルがあり、それに従ってホスト口説くとか
仙台でも発生しているとニュースでは放送していました
女性の方は忘年会気分に浮かれてこんな目に遭わないよう注意してください
この小説では親を亡くして施設で育った少年と裕福な家庭で育った有名私大在学中の少年がペアでホストとして働いていましたが、その後の人生がどう変わったのか語っています
題名は半グレと夕刻の日が沈む時を掛け合わしており、内容に合った良いタイトルだと思いました
お薦め度
★★★★☆
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